2014年10月08日

そして、生活も。

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忙しい最中、
京都の陶芸家、宮崎弥栄ちゃんから、また自家農園の贈り物が届きました。

前回も、確かこの時期。この美味しいイチジクを思い出しました。
岡本修さんの小皿と一緒に写真を撮りましたね。

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優しいお手紙と一緒に、獲れたての宝物です。












夏の終わりにこの家に引っ越してきて、仕事とリノベーションに追われ、2が再開できない情緒不安定な中、料理を作ろうとする度に、シンクの前で、気持ちが乗らない恐怖心で涙を流していました。
主人は、料理上手で作る事も苦ではない人ですが、私より忙しい主人に、帰宅早々、着替えもせずに夕食を作って貰っては、心苦しいばかり。

そんな中、唯一無二の私の腹心二人に、想い余って相談をしたところ、
「家政婦さんを雇いなさい」と言ってくれて、その時を収めましたが…。
その夜、たまたま書棚で目にした本が「辰巳芳子さん著書の'いのちの食卓’」でした。

「あなたはきっと、クリエイティブな仕事で忙しく、とても遣り甲斐のある事だと思う。
それに引き換え、家事や料理は地味な事。でもその手作りの食事が、必ずあなたのクリエイティブな仕事の礎になる事を信じて」「とにかく、旬のモノを食べて欲しい」と書かれていました。
文章は違っていますが、私はこのように解釈しました。

開いた、初めの一ページに、この数行を見つけて大泣きしました。

32歳の頃に、今と同じような状況で忙しくして、命を失うような病気に掛かりました。
それ以降、食事には気を使い、人間らしい生活や仕事に変えて18年間命を繋いできました。

2のコンセプトに、衣食住の言葉を付けたのも、家事が人生の基礎だという事を忘れないように、でした。
自宅で2を開催しているのもそのコンセプトをありのままを魅せるためでした。







大切な事を忘れて、また命を削るところでした。

親友二人にも、目が覚めた事を伝え、安心して貰ったと思います。
この時に教わった、彼女からの言葉を皆様にも、知って欲しいと思い記します。

白血球は約2週間
赤血球は約120日
粘膜は約2週間
肝臓は約60日 で、
生まれ変わるそうです。
それまでに食べたものに。

家政婦という案で私を解放してくれた友人、
この言葉で私の背中を押してくれた友人、
両者の愛情で、やっと、自分を見つける事ができました。












また、
昨日は姪っ子がこんな事を言っていました。

「acco叔母さんが個展前に料理が出来ないと困っている所を助ける為に、料理を教えて欲しいと、お母さんに話して、習っている」と。

驚いて、心で、大泣きしました。



姪っ子が、連日手伝いに来てくれる個展前の20日間は、ほぼ何も食べずに、外食や深夜の出前ばかり。
子供なら、外食のご馳走や、美味しい出前でも喜んでくれるはずと思っていたら、彼女の表情はいつもクエスチョン。ご飯だけあればいいよと言ってくれる。けれど直前は、さすがに創っている時間はないのですが、彼女の母は私の姉。
私が一番尊敬する、家庭料理の達人です。
冷蔵庫の中の旬の食材で、何種類も作る人。子育てしていたらこれは当り前よと言われたけれど、私には、尊敬に値する智恵と愛情。その食育を受けた姪っ子から出たこの言葉は、本当に重みを感じました。

30歳も歳の離れた姪っ子に、縫製こそ手伝って欲しいと思っていたけれど、
こんなケアーまで想いが至るなんて…。胸が熱くなり…。












そんなこんなの、長い長いスランプを超えて、
私の中で何かが変わり、また料理が楽しく前のように出来るようになったと言う話を、
ながながと書いてしまいました。
2のお客様とちょっとお話させて頂きました。すみません。











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最近は、昼食をきちんと作り、夜の主人の副菜に残るようにしています。こうすると夕食作りのプレッシャーからも解放され、昼食もバランスが良くなりました。
奇をてらったものばかり作っていましたが、
たった一口、丁寧に作ったものがあればいい。

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残り野菜と旬のキノコ類で作ったきんぴらに、
お酒でちょっと蒸して大好物の海老を入れました。
器は、前職でデザインした、石川県の吉岡様の作品。

夜用に盛り付けた器は、

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面白い形状の古九谷。









そして、弥栄ちゃんの野菜で作った煮浸し。

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小ぶりの茄子はしっかりしていて、揚げ浸しにはバッチリ。
いんげん豆のようなお豆は柔らかく、この日はまずシンプルに。

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味が濃くて、甘い。












翌日は、同じ材料に厚揚げと蟹を足して炒め煮に。

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ホタテ缶が使いたかったけれど…。なかったので。
小さな蟹缶だと、ちょっと濁りますね。












思いがけぬ贈り物のお陰で、
私の好きな簡素で美味しい食卓となりました。

弥栄ちゃんありがとうね。
ご馳走様でした。











そして、
旬の栗は。
忙しいからと、蒸したものを下さる取引先様。

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更にアシスタントが差し入れてくれた逸品もまた、
大好物の素朴菓子。

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添加物なしの材料の味を楽しめるものが大好きです!

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其々に味が違っています。

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旬の詰め合わせだそうで、今は大好物の栗です。

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ひよこ豆や、大豆が珍しく、小豆はごまかしなく美味で、
大変、盛り上がりました。









秋は、大好物の葡萄、キノコ、栗、と幸せが続いています。
今日は、玄米の入ったほうじ茶を見つけて嵌っています。







皆様のお陰で、大切な事。思い出しました。
皆様、お元気ですか?


















posted by 2 at 00:59| Comment(0) | 食ーa table
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