2015年07月26日

オートクチュール。



そしてオーダーの仕事もピークに。
今日までに7着目の仮縫いを終えました。

オーダーも数10着目に入ると、そのままのパターンがいいというご自分の定番が見えてくる顧客様が増える中、まだ数年のお誂えのお客様には、まだまだ移り変わるライフスタイルにあったものをと、勝手にその方のスタイルを進化させ、着て頂きたいフォルムの提案をする事も良くあります。

今回の一着もそれ。
お好きなラインは充分承知の上で、許せる範囲でより若々しくお似合いになるモノを、そして着ていく場所を広げる為にと、妄想を繰り返し、その方の別の顔を導き出す作業が繰り返されます。

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先ずは、新しいバストの面の創り方を。
クラシックなサイドダーツを止め高い位置に面を持ってくる。

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体型をふんわり魅せるために不規則なギャザー奥にも仕組みを。

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お客様の姿を頭に入れたまま数夜を過ごします。



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数着、ピンワークと、仮縫いを繰り返し、ヨシ!と決まったフォルムでいよいよ、本仮縫いへ。
本来、お仕立て屋さんの仮縫いは、仕付け糸で全てを手縫いしますが、私の場合は、半分そのやり方で、半分はギャルソン時代に学んだコレクショントワルのやり方で。ミシンでの本縫いをする事で綺麗にフォルムを確認できます。

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狂わせたくない部分は伸び止めテープで縫い代を固定。
両身の本仮縫いは経費も手間もかかりますが、このやり方の方が、お客様が仕立て上がりに近いイメージを見る事が出来、親切に伝えられるで気に入っています。
パターン修正も早く、本仮後のスピードアップは歴然。













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いつもはタイトシルエットがお好みのお客様に、
ふんわり涼しげでガーリーな夏のワンピースのご提案を。

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お尻をフワッと膨らませ綺麗なギャザータックが入りました。

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しかし、両身全身のバランスを見て、ここでまた気に入りません。
ウエストを10p絞ろう!とバランス修正。
スタイル抜群の大人の女性に究極のガ―リーシルエット着せようと懸けに!

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バッスルスタイルの綺麗なバックスタイルにしたら、尚、似合う!と見えて来て、数時間前からの修正開始。












ピンポーン♪













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アイロンを置いたと同時にチャイム。
間にあったーふうーーー。。

イメージ通りのガ―リースタイル。
このボディーではなく、お客様本人のお体が入ると、ふーーーーっと魂が宿りこのトワルにお顔が一体化します。

あーー。良く似合ってる!!
このココロの声が自分に溢れたら完成です。

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イセ多めのショートスリーブも気に入って頂き、ホッと一安心な夜。

後は、先生へバトンタッチです。
今度はデザインからどのような縫製で構築するかを打合せます。

完成が楽しみな一着となりました。















そしてこちらは三代目、姪っ子の8月に開催される東京文化服装学園の奈良での公式ファッションショーで、シーンのトリを飾る作品。今日、彼女もフィニッシュを迎えこの写真を送って来てくれました。

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両親、姉と、クラシック音楽家の環境下で育った彼女の目を育てたのはドレス。中学生の頃に母が側に越してきた事が重なり、その縫製技術を目の当たりにして彼女の原風景は舞台衣装の構築に魅せられる事となっていたようです。

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学校行事ですので、100%彼女のデザインではありませんが、羽根の扱いとビスチェに手縫いする花飾りの技は母の手を見るかのようでした。

三代目の為に用意した新しい裁断台や道具も今日整い、いよいよ来週一杯は彼女をアシスタントに迎え、制作に没頭する。












予定です。


笑。




それでは、良い週末を。
また書きますね。

いつもありがとうございます!
posted by 2 at 01:11| Comment(0) | 衣ーfashion
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