2016年04月30日

器展【Table&Garden】記録日記 後半ー1



またまた随分空いてしまってごめんなさい。
インスタでは仕事から休暇まで皆様とお話ししておりました。
ブログは写真のデータ処理からアップまでかなりの時間を要する為、
腰を落ち着かせる日が3日ないと書きづらく、、今になってしまいました。



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さて、記録の続きは後半8日の事を。

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今回の個展はこの日だけが平日。
予約を一番多く頂いた日で、レッスンに於いては、
3人様が入れず、お断りしたという不本意な事をしてしまいました。
皆様、日程がずらせず、見学のご希望もあったほどでした。
また開催しますので、どうぞよろしくお願い致します。

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テラス側の天井クレマチスが散ってしまった後半、
西のクレマチスが開花を始め、ラベンダーと一緒に皆様をお迎えしました。












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今日の日記はいつも2の記録を撮り続けて下さるMichiko-T氏の写真と一緒に書きます。
この日はいい写真が残るのでお客様も嬉しいですね。私も自分とは違う目線が切り取られるのでありがたいです。

S-chanいつもありがとうございます。
やっと書けましたー、、。












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レッスン用のお菓子は、ディスプレイ用の乾物から本物の生菓子までご用意しました。前半は至らない事が多く大変不公平な事になったかと思います。初めての事でしたのでお詫びいたします。

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こちらは普段使いのガラス器など、そのままの暮らしを見せ乍ら個展を迎えるので恐縮の図。

このショーケースの上に、レッスン用のお菓子や植物を並べました。

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良い空気が流れる後半8日。
晴天にてスタートです。

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ようこそ、いらっしゃいませ。












皆様、早いお時間から来て下さいましたので、
初めの15分程、出品した商品の特徴などご説明致しました。
商品の説明をするのは私の器の仕事上の癖で、どのように出来ているのかという基本的なお話から、
この産地では染付が得意なのに、どうしてこんなモダンな器が?それは技術が堪能な為このようなモノも創る事が出来る!窯元のセンスが凄い!などと、
見込みがフラットな皿は使い勝手がいいが、湿度の多い日本では創る難度が高い。その為に良い器はたわみやゆがみが起こらないように二重高台にしている。などなど、、。

ついつい熱い熱い話をして商品を紹介してしまいます。
私が好んでピックアップしたりオリジナルで創ったりするものは、市場では目に触れにくい珍しく高価なモノが多いので、その背景にある器のモノガタリを伝えて初めて価値が解って頂けると信じているから。

手の掛かった手創り、手描きの器は高価な上、土の精製や焼成温度も高いので丈夫です。(清水や古瀬戸など、全てにはあてはまりませんが、、)
例えば華やかな色絵の安い器は、その絵の転写シールをコンピューターで作り、貼って、焼くだけなので、同じものが量産できて、絵付けの手間が掛かっていないので安い。
転写する商品には型で量産できる土台を使用する事が多いのでこれまた安く上がる。

手描きの商品には手ろくろや手びねりの土台を用いる事が多い上、
染付の青、緑、黄色、、、赤、金、銀、と色絵を手描きし定着するには、
染付等の下絵を定着する焼成をし、その後、上絵付を定着する為に、焼成温度の合う色毎に何度も焼いては書き、を繰り返すのです。
その上、金や銀は更に焼成温度を変えて焼くのですから、色絵金銀彩の商品は高価となる訳です。

それは古典的な柄でもモダンな柄でも同じ。
そんな背景のモノガタリを使う度に思い出して貰えたら、器の存在が愛おしくなるのでは?と私の本望です。

安価な転写商品は触るとガリガリし、日が経てば削れて絵が劣化しますが、
高価な手描き商品はいつまでもその絵が残り、欠けても'金継ぎしたい'という慈しむ気持ちに繋がります。

とは言え、
どちらも使う場所によって活きるモノであり技術です。
私の経験上、安物の陶磁器は直ぐに欠けてしまいますが、来客用に20枚揃えたり、気紛れに買い替えたり、する事も可能で便利です。

「欲しいのになぜ高価?」と思った場合には、その背景のモノガタリを知れば価値が理解でき、良い買い物に繋がりますので是非。

この仕事を20年近くしてきましたので、器展ではついついそんなお話に、、。

前置きが長くなりました。。


















「器を選び、お菓子を選び、お客様をお一人もてなすコーディネイトをして下さい。」とお題。



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皆様、今聞いたばかりのお題にさっと解散。
先ずは器選びから。。。






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器を大まかにしつらえた後は

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お菓子を盛り込んでいきます。

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この間15分。

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「そろそろお時間です。Beforeお写真おさえて下さいねー」

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Before

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なにもい言う事ありません。
この日も皆様、レベルが高すぎて、レッスンの必要ありませんでしたー。












せっかくのレッスンなので、
いろいろな切り口でご提案をとアドバイス、スタート。












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インテリアのお仕事をなさっているプロの方。
アドバイスなんておこがましい、素晴らしいコーディネイトですね。
豆菓子で流れるような景色を創られ、ガラス器に花の置き方も愛らしい。
お菓子の強弱もあって綺麗な図です。







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こちらはお手直しさせて頂いた図。
メインにしたいお菓子を手前に置き、
大きなお皿には枝葉と干菓子で景色を創ります。
バラバラになっている豆類はあえて小さな器にまとめ違う場所へ、

食べても食べなくても沢山どうぞのもてなしの精神は、
一番食べて欲しい旬の生ものを手前に置きましょう。
そしてボロボロとこぼれないように手元に皿も。

花の咲いているモノは必ず水の中に。
枝ものなどは枠の外へ出すと広がりが出ます。
日本では器に渡し箸もNG。器の外か中に入れこんでしまいましょう。
そして上級者ならセッティングにフィギアを入れ込んでも楽しい会話の始まりになりますねと。

ディスプレイと生活の違い。枠を取り払ったフィギアの使い方、、。
今のセンスを生かしながら取り入れて欲しいとお話し致しました。










Before

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こちらもまた春らしい、もてなし上手な方の初めの図。


器のコーディネイトの会なので、せっかくならと器をもっと用います。




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良い器を活かすには、間を創って欲しい。
レッスンでご用意した駄菓子であっても、お菓子毎に器を変えるお話を致しました。

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緑釉の二枚葉重ねの器に、同色織部の器と南天の葉を重ねて洋菓子の括りに。
小さな染め付けの皿は青の長角を用いてまとめます。

同系色で二つのシーンを創る事によって、お茶を変えながら、其々のお菓子をゆっくり楽しんで欲しいという時間に変わります。

ひとつの参考までに、、。












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こちらもまた、言う事なしの上級者さま。
愉しいお茶の時間が目に浮かびます。

こちらでもまた、器の活かし方をお話いたしました。

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先ず、ソーサーなしのマグの持ち手は右手の方が親切。
そしてまた取り皿がない状態なので、取り皿とカップのプレートを創りました。

お菓子には葉物などを添え淡々と置き換え、
食べて欲しいものは手前に、持ち帰って頂ける個包装したモノは遠くへと。

この方は、大変お茶好きなので、更に蓋物に数種の茶葉を用意して、淹れながら話す席にしてみてはとご提案。

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熱心にメモを取って下さり、レッスンらしい光景に幸せでした。
胸元には前回出品した新作のアクセサリー、ベネチアンガラスきらり!
いつもいつもありがとうございます。














更に続きます。



こちらも、ディスプレイのプロ。
今回、専門職の方々の参加が多く、嬉しかったです。

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春の愉しい席のコーディネイトでした。

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同じく、器を活かすお話と、食べやすく手前に取り皿、
整然とお菓子を盛ると大人っぽくなる、と同じ事を、
上質の茶器には敷物をというお話も。

ここで一時間を超えました。














「さあ、もう一度お題を変えてやりますよ。」
「えーーー!!」
とお決まりのリアクション。頂き、、笑。












二回目のお題は、
「使いたい器を料理を想像してコーディネイトして下さい。」と。
「好きな器を集めて使い方の質問でもOK」と。










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先ずはお料理のご説明を伺います。
美味しそうな珍しい食材を耳にする度、その方の暮らしぶりや、人となりが垣間見え、この会の良い所をココロで感じました。


Before

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蓋物には葛餡のかかったしんじょうを、、お肉には赤いお皿をと、、。
お料理が見に浮かびます。

それでは更にとアドバイス、、

After

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お料理には葉物を用いると景色が出来るお話や、
蓋物にはフラットな器をベースマットに使うと、側にスプーンや蓋が置けますと。
色を併せた取り皿なども用意すると締まります。
背の高いものは右へ遠くへと、、。












次も大物が登場。

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今回人気のあったこのお重、普段にも使って欲しいという提案ディスプレイに皆様賛同して下さった人気の品でした。

after

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ディスプレイ用品を加え、そのシーンを創りました。
良い時間が間違いなく訪れそうなこのお重。
2でも買いましたので、納品後は是非遊びに来て下さいね。
本当のもてなしのお菓子選びが楽しみです。












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そしてこちらは二人の食卓での綺麗な器の使い方のご質問でした。

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ありがちな配置でななく、
長角皿を立てに使ってしつらえるお話を致しました。

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二回目の器選びは、皆様大胆に好きなものを選び、個性が溢れました。

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お話もお料理と暮らしぶりに踏み込み、お話が途切れません。














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最後にこちら。
私が一番グッと来たこのセレクト。
一番お若い年齢の方のセレクトは、想像通りの無地のモダンの集合体。
「おおーーーキタね!」と思わず。

現代の市場にはいい染付や古典的な柄モノの器は受け入れがたいのか、あまり見かけませんね。
私も古典的な柄と色、形状のものは好みではありませんが、その中でも究極に現代の食卓にマッチする古典があり、それはモダンで素晴らしいと思っています。



そんな考えから、このモダンな無地の器だけを選んだこの方へは、、、












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是非、上品でモダンな古典を入れてみてとアドバイス。
2からご紹介している無地は、伊万里の銀彩や有田の金彩などで、勿論上質で品良くはありますが、
その中へあえてこの添える感覚で器の世界は広がりますよと。

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そして大切なのは、モダンな布モノを更に合わせる事。
勿論、シンプルな漆もカッコイイです。
更に、花も固定観念に囚われず、野菜のパフォーマンスや、側にディスプレイする本やフィギヤなどでもムードを創る事が出来るというお話を。。














如何でしたでしょうか?
全員分、記録に残すとなると、
文章では同じ話ばかりで長くなりますが、この他に質疑応答があり、個々にお話をしながら深まったかなと思います。

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今回、このお菓子の置き方に工夫をしていました。

器は、アンティークの面白いものを用意していたのですが、
その盛り込みには、何も良い所を魅せない嫌な感じに山盛りに積んでいました。
レッスン前にヒントが行かないように、そんな作戦をあちこちにしておりました。












そして、実は、この日は更に続きました。

私の時間を10分短縮して、なんともう一人の先生にレクチャーをお願いしました。

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実は、この日、ご友人と一緒にレッスンを受けて下さる予定でご予約賜わっていましたが、まさかの3名もの定員オーバーで、お断りした見学者もいらっしゃる事もあり、席は増やせず、ブレーンという事で遠慮して頂いた次第。

他の日の方、不公平と思わないで下さいませ、、、、
いろいろな事情がありました。  汗。

が、しかし、ご想像通りの、幸せで充実したガーデンレッスンが行われました。

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育った花々を何処で剪定するのか?
夏を蒸れずに越すラベンダーの間引き方などなど、、。

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皆様、突然のガーデンレッスンにかぶりつきましたねー!
私もです。

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エストガーデンのショップに立っていらっしゃったお姿を想い出す、
颯爽としたエスト様。カッコイイです!

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突然の申し入れに素晴らしい講習会をありがとうございました。






そして会は時間通りに終了。

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ホット一息の歓談時間。。












そしてこちらはレッスン受講のお礼のお土産。
フランスの生地と珍しいスパンコールで創った作品。
販売しないレッスン限定で制作したもの。。
其々、柄やスパンコールの色の異なる一点モノです。

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2のワッペンは、特別な時にしか付けないモノ。
初めての個展作品とこれにしかまだ付いてません。


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こんな写真を残してくれて本当に嬉しい。
S-chan。そして皆様、ありがとうございました。
(今日のお写真の一部は私が撮ったものも入りました)











この後、15時より、通常個展に戻し、また大勢のお客様を迎えます。

つづく、、、。
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