2016年12月11日

年末はお仕立ての仕事



年末はお仕立てのお仕事でノンストップです。
これは家業の仕事ですが、私が小さい頃の母と同じスケジュールを自分も送るようになっているなーと最近よく考えます。
大晦日の紅白歌合戦まで縫製をしていた母。おせち料理は深夜まで手伝って作っていました。

お客様が遊ぶ時は私達は遊べない。という家でした。


さて、そんな年末。
「2」は、毎年、
個展は10月迄に終え、11月12月はお仕立ての仕事に入ります。

そして今期もウエディングのお仕事を頂き、
先日、そのご報告のお写真を頂きました。













オーダーの時にほぼデザイン画は描きません。
お話をしながら用意した生地をお顔に掛け乍ら、

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お顔移りの華やかさなどを確認しながら、一緒に確認して頂きます。

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この時、お客さまのご意向を汲み乍ら、
ラフなスケッチを起こします。

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このあと、ご本人のヌード原型というパターンを起こし、
デザインに添ってパターンを作って行き、シーチングという生地で、両身のトワル縫製をし、
再びお越し頂き、仮縫いをします。

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想像上のゆとりや膨らみでその方に合うフォルムになっているかどうか、
お体の特徴によって不具合の出るしわなどがないか、
お顔や体系にそったデザインであるかどうか、
オートクチュールはその全ての作業を数分で見立てなければなりません。

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この方の場合は、私の個展で友人から贈られたこのネックレスからの始まりでした。
このネックレスをして式に出たいので、ピアスもドレスも、髪飾りもと、
オーダーを頂きました。
この時から、約半年前から、私の構築が始まります。












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これは本縫製が仕上がった時の写真。
自分が思い描いたデザインでもこの時点では未完成。
お仕立ての場合、マネキンが着るよりもその方の体が入った方が綺麗になるので、
本人を待つ事数日、、。

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そして、無事に納品が終わると私のお役目はおしまい。
「お幸せに!」と送り出し、二度とお会い出来ない方もいらっしゃいます。
近しい人の場合は、その後、衣装担当で伺う事もありますが、
今回は私のスケジュール上それが叶わず、
ご丁寧にお写真のご報告を頂きました。













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こんな幸せな事はありません。
ご主人様と、衣装の色を併せて下さり、素敵高価も倍増です。

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上品で控えめでいらっしゃるクライアント様が大変綺麗に華やぐ姿に、胸を撫で下ろします。
母が、この仕事を20歳から始め66年もの間、今も現役で続けている理由が解る瞬間です。
これがスカートであっても同じ事。
本当にパーソナルな仕事は私のココロの栄養であり創る意味のある大切な修業でもあります。

このご縁にまた感謝した数か月でした。
おめでとうございます。とても素敵です。
末永くお幸せに!

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posted by 2 at 08:59| Comment(0) | 作品
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